靴選びに必要な知識:子どもの靴選びの失敗例と正しい選び方

ノウハウ
たるみ
たるみ

こんにちは、たるみです

子どもの靴選びのコツを紹介します!

この記事を読んでわかること
  • 子どもの靴選びに、実は大半の人が失敗している
  • 正しい靴を選ぶためのポイント

子どもの靴選びは、大人よりもずっと難しく、慎重に行う必要があります

  • 子どもは足に合っていない靴でも気にならない
  • 子どもの足は、外からの影響で、足の形が変わりやすい(外反母趾など)
たるみ
たるみ

子どもの足を守るのは大人の役目です!

我が子の足を健康に育てるため、子どもの足と靴について調査・整理しました

参考にした情報源

この記事では、子どもの足の成長に合わせた靴の選び方について紹介します

子どもの靴選びが大切な理由

生まれた時は98%が健康な足で生まれるが、大人になると40%もの人が足トラブルを抱えている
生まれた時の足の健康状態を、大人になるまで維持できていない

世界中の赤ちゃんの足は、98%が健康な足で生まれます

しかし、大人になると40%が足の問題を抱え、さらにその12%は手術が必要です

その大きな原因は、サイズの合わない子ども靴と考えられています

過去50年間に行われた子ども靴の足型研究すべてにおいて、約半数の子どもが短すぎる靴を履いていました

たるみ
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外反母趾は、靴サイズが小さ過ぎて炎症で腫れて出っ張るケースが多いです

子どもの靴選びのよくある失敗

以下は子どもの靴選びでよくある失敗です

よくある失敗
  • 靴のサイズが短すぎる
  • 足幅、足囲が合っていない
たるみ
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なぜ大半の人が失敗してしまうのでしょうか?

子どもの靴選びを失敗する根本原因

靴選びで失敗する、根本原因として以下が挙げられます

失敗の根本原因
  • 正しい靴のサイズを知らない
  • 靴の表示サイズは97%間違っている
  • 短い靴を履いても子どもは気づけない
  • 買い替えタイミングを知らない

それぞれ説明していきます

正しい靴のサイズを知らない

正しい靴のサイズは、自分の足+少しの余裕(捨て寸)です

大人は1cm程度の余裕が必要ですが、子どもはそれよりやや長めの余裕が必要です

具体的には、最低1.2cm〜最大1.7cmです

理由は、子どもの足は成長が早く、すぐにサイズアウトするためです

たるみ
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子どもの余裕(捨て寸)は、大人より少し長いです

靴の表示サイズは97%間違っている

実は、子ども靴の表示サイズより実寸法のほうが短いケースが多いです

書籍では、631足の調査結果が記載されていますが、正しい表示はたった3%!(mm単位の誤差)

内訳は、

表示より短い:93%

表示より長い:4%

正しい表示:3%

です

たるみ
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バラツキがあるので、試し履きするのが賢明です

短い靴を履いても子どもは気づけない

子どもは、足の神経系が未発達のため、かなり短い靴でも違和感なく履いてしまいます

具体的には5サイズ(約3cm)短くても、気にならないケースがあるそうです

たるみ
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子ども自身からサイズがキツいと言われたら、相当ヤバいです!
親が交換時期を把握しておきましょう

買い替えタイミングを知らない

子どもの足は、3歳頃までは半年で約1cm成長します

そのため、子どもの靴は数ヶ月でサイズアウトします

大人が積極的に買い替えを行わないと、短い靴を履き続けることになってしまいます

たるみ
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靴の中で指先を丸めて履いている可能性もあります!

はじめて靴を履かせる時期は?

靴を履く目的は、足の保護(けが・汚れ・温度変化などから守る)です

ヨチヨチと20歩ぐらい歩けるぐらいになり、外で歩く機会がでてきたら、靴を履かせる目安です

足の健康な成長や発達のためには、靴よりも裸足が良いと言われています

そのため、無理して靴を履かせる必要はありません

たるみ
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裸足教育も推進されています

裸足が良いとは言っても、靴を履く機会は徐々に増えてきます

靴選びで大切なポイントは、「子どもの足の成長を邪魔しないこと」です

ここからは、正しい靴選びの知識を説明していきます

大人になって足トラブルが起きないように、正しい知識を学びましょう

子どもの靴選びの正しい知識

靴選びのポイントは何か?サイズが最重要項目です

子どもの靴選びの主なポイントは以下の通りです

靴選びのポイント
  • 靴の長さ(サイズ)の決め方
  • 足の幅の大きさ
  • 足の甲の高さ(足囲)
  • かかと周りの形状
  • 材質とデザイン

それぞれ見ていきます

靴の長さ(サイズ)の決め方

大半の子どもは短い靴を履いていますので、これが最重要項目です

たるみ
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サイズ選びが最重要!

靴は、朝ではなく夕方に買う

大人でも子どもでも、足はむくんでサイズが変わります

夕方に足のサイズを測り、靴を試し履きして購入しましょう

つま先に、1.2cm〜1.7cmの余裕(捨て寸)を持たせる

子どもの足は成長が早いため、つま先に最低1.2cm〜最大1.7cmの余裕を持たせましょう

子どもの足の成長スピードの目安は以下です

〜3歳頃:半年で約1cm

それ以降:半年で約0.5cm

なお、靴がサイズアウトして足に擦れて炎症を起こすと、腫れて出っ張り外反母趾の原因となります

外反母趾の原因の多くは、小さすぎる靴による炎症と言われています

たるみ
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成長に合わせて、適切なサイズの靴を与えたいですね!

左右でサイズが違うなら、長い方に合わせる

右足と左足で、足の長さは異なっているケースが大半です

長い方の足に合わせて靴を購入すると、短いサイズを買わずに済みます

たるみ
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どちらの足が長いかは、お店で測定したり、自分で事前測定しておきましょう

足のサイズ・靴の内寸サイズを測定するコツ

足のサイズ

足のサイズは、お店で無料測定してもらえる場所も増えています

  • ショッピングモールの靴屋さん
  • スポーツ用品店

測定している場所があったら、足のサイズや幅を測定してもらいましょう

家で行いたい場合は、100均(ダイソーやセリア)で売ってるフットメジャーを購入すると手軽に足のサイズを知ることができます

こんな感じのものです↓

靴の内寸サイズ

靴の表示サイズと、実際の内寸が一致していないケースが大半のため、できれば内寸を測定した方が良いでしょう

靴の内寸サイズを測定する代表例に以下があります

  • 中敷を取り出して、長さを測定する
  • 足のサイズに合わせた型紙を作り、購入する靴に入れて長さを確認する
  • ハンディタイプの測定器(plus12)を使う

書籍では、開発した測定器(plus12)を推奨していましたが、好きな方法で内寸を測定するのが良いでしょう

たるみ
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plus12は、本格派っぽくて私は購入しませんでした…

サイズが合う靴を確認する流れ

試し履きの前に足と靴の内寸サイズを調べる流れは以下です

  1. フットメジャーで足のサイズを測る
  2. 測定した足のサイズより、1.7cm長めの型紙を作る
  3. 購入する靴に型紙を入れて、長さを確認する
たるみ
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型紙を作るのは、やや手間ですね

そこで簡単に、つま先の余裕を見るには、次の方法があります

  • 靴の先端部を指で押す
  • かかと側に指一本入れて、スペースが空いているか見る

注意点としては、大人が指で押したり指一本入れた際に、子どもがつま先を丸めている可能性があります

余裕を見る時は、子どものつま先が丸まらないように、もう片方の手で、子どもの足の甲を押さえながら確認したほうが良いでしょう

たるみ
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準備不要なので、簡単です

足の幅の大きさ

靴の太さや幅が、適切(緩すぎたり、きつすぎたりしない)ものを選びましょう

メーカーによって長さと幅のバランスが異なるので、子供にフィットする靴を探してください

足幅と足囲は、JIS規格でセットで定められており、足幅が小さい順に以下のような表示になります

B < C < D < E < EE < EEE < EEEE < F < G

たるみ
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お店で測定してもらうと、足幅も教えてもらえたりします

なお、幼児の足の形に合わせて、靴の爪先形状は扇状に広がっている方が良いと言われています

つま先の幅が狭い靴は避けたほうが賢明です

足の甲の高さ(足囲)

足を靴にしっかりと固定することはとても大切です

ブカブカな靴は、靴の中で足が滑ってしまい足に大きな負担がかかります

よって、固定するために、調整機能がついている靴がオススメです

例えば、次のような方法で調整することができます

  • マジックテープ
  • ファスナー
  • ホック
たるみ
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うちの子が通う保育園では、残念ながらスリッポンタイプが指定されています。
皆さんは調整可能な靴を選んだ方が良いですよ!

かかと周りの形状

足と靴のかかとのカーブ形状が一致するものがオススメです

ゆるすぎたり、キツすぎたりせずフィットするものが良いでしょう

材質とデザイン

子どもの靴で意識したい主なポイントは以下です

材質のポイント
  • 可動性(柔軟性)がある
  • 丈夫で通気性がある
たるみ
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柔軟性の優先度が高めです!

可動性(柔軟性)があるもの

子どもの足の動きに合わせて靴が曲がると歩きやすいため、可動性(柔軟性)が大切です

具体的には、簡単に靴を曲げたり捻ったりできることが必要です

  • 靴の先端とかかと部分をもち、潰したり捻ったりする
  • 土踏まずではなく、足の指の付け根あたりが簡単に曲がるのが理想です
たるみ
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足の健康のためには、見た目の良さではなく可動性を重視しましょう!

丈夫で通気性のあるもの

子どもは発汗が激しいため、足がベタベタしていることが多いです

足が呼吸できるように、スグに吸湿して湿気を放出できるものが望ましいです

通気性の良いものからオススメ順に並べると以下です

  1. 繊維系:麻(天然繊維)、ナイロン(化学繊維)
  2. 防水性のある靴(〜テックスとついた靴など)
  3. ゴム長靴
たるみ
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吸放湿性に優れたものがGOODです!

その他(靴底やヒールカウンター、つま先の高さ)

靴底は、弾力があり滑りにくいものが良く、裸足感覚で動けるように地面に触れる部分は平面がオススメです

ヒールカウンターは、幼児の足首をサポートし、ぐらつきを防止するため、適度な硬さがあると良いでしょう(かかとが柔らかすぎると安定して立ちにくい)

つま先ゾーンは、爪先上部が靴に当たらないようにゆとりが必要です。大人が親指を靴のつま先に当てて、つま先ゾーンの高さを確認すると良いでしょう

子どもの靴が合っているか判断する方法

本当に靴が合っているか最終チェックする方法は何か

お店での確認方法は、実際に歩かせること

サイズや材質など一通りの確認をした後は、試し履きをして数分間歩かせてください

その間に脱げたり、転んだり、歩き方が不自然な場合は、靴が合っていません

別サイズや違ったデザインの靴を選び直すのが良いでしょう

お家での確認方法は、足を観察すること

新しい靴を履かせて数日間は、子どもの足をよく観察しましょう

  • 赤くなっている部分がないか
  • 擦れて傷ついていないか

フィットしていなければ、靴を買い直すことも検討しましょう

たるみ
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勿体ないですが、子どもの足の健康のためなら止むを得ません

子どもの靴の買い替え・見直しのタイミング

子ども靴の買い替えタイミングは3ヶ月〜6ヶ月と言われている

子どもの足は成長が早いため、靴は綺麗でも親が積極的に交換する必要があります

書籍や日本靴医学会の目安は以下です

年齢書籍日本靴医学会
1〜3歳3ヶ月3ヶ月
4〜6歳4ヶ月4〜6ヶ月
7〜10歳5ヶ月4〜6ヶ月
靴の買い替え・見直しタイミング

3ヶ月〜半年に1度はサイズアウトしていないか確認し、買い替えを検討しましょう

頻繁にチェック&買い替えすることが、小さすぎる靴を履かないためのコツです!

たるみ
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例えば、靴買い替えタイミングは「お誕生日&半年後」と、決めておくのも良いかもしれませんね

まとめ:子どもの靴選びの失敗例と正しい選び方

本記事では、子どもの正しい靴選びをサポートするための情報を整理しました

失敗する根本的な原因は、知識不足と情報提供不足によるものです

失敗の根本原因
  • 正しい靴のサイズを知らない
  • 靴の表示サイズは97%間違っている
  • 短い靴を履いても子どもは気づけない
  • 買い替えタイミングを知らない

子どもの靴選びの正しい知識をポイントごとに整理しました

靴選びのポイント
  • 靴の長さ(サイズ)の決め方
  • 足の幅の大きさ
  • 足の甲の高さ(足囲)
  • かかと周りの形状
  • 材質とデザイン

靴選びは、子どもの足の成長を邪魔しないためにとても大切です

大人になって足トラブルを抱えないように、子どもに合った靴を適切なタイミングで与えてあげましょう!

たるみ
たるみ

最後までお読みいただきありがとうございました!
子どもが健康な足ですくすく育ちますように!

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